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それは、いつものように出掛けようとしてエンジンキーを回したその時に起こった。
カチンッ・・・
「へ?」
再び、エンジンキーを回す。
カチンッ・・・
・・・・汗。
エンジンがかからない。どうしよう〜〜。ひとまず、ボンネットを開けてみる。
分からない・・・。
こんな時には、ウエスレイクに聞いてみるに限る!
さっさと、ウエスレイクに電話をして、状況を説明すると、「セルモーターが引っかかっているだけだから、セルの頭にある軸の部分をレンチで回せば、治るよ!」と、いとも簡単に回答が帰ってきた。
「あぁあ・・・。約束には間に合いそうもないなぁ・・・。」
とぼやきつつ、セルモーターをいじるために、フロントグリルをはずす私。
セルモーターは、エンジンの前方下部についている為、比較的アクセスしやすい。
そんでもって、作りがてきとーかつ、古くなって各パーツがくたびれた車のセルモーターは、こういうトラブルがよくあるそうな。
車載工具から、モンキーレンチを取り出し、セルモーターの頭にあてがう。
「いち〜にぃ〜の」 ングッ!!
?
全然動かない。やばい!
再度挑戦。
「いち〜にぃ〜の」 グリッ!!
ゲッ!軸なめた?!
そーっと、レンチをはずして、セルモーターの頭を触ってみる。
「ほ!」セルの頭は、無事に元の形のままのようである。
って、事は成功か?
早まる気持ちを抑えて運転席に腰を下ろす。
キーに手をかけて、エンジンをかけてみる。
キュルルウルル、ブォ〜〜ンッ!
「やった〜〜〜!!」
喜ぶ私をあざ笑うかのように、彼は何事も無かったかのように、アイドリングを続けるのであった。
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