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#1223/1770 研究室「パンドラの箱」 ★タイトル (QYA33902) 96/10/17 23:47 ( 49) ニツコー>66Q&A6番              三鷹板吉 ★内容 6.アウシュビッツが「死の収容所」でなかったのなら、その本当の目的は何だっ   たのか? *IHRの主張  それは大規模な製造業の複合体だった。合成ゴム(ブーナ(Buna))がそこで生 産された。収容者は労働力として使用された。ブーナの生産プロセスは第2次大戦 中の合衆国でも用いられた。 *IHRの主張(改訂版)  それは拘留センターであり、大規模な製造業の複合体の一部だった。合成燃料が そこで生産された。収容者は労働力として使用された。 *ニツコーの回答  ある程度は真実。アウシュビッツは巨大な複合体だった。そこには通常の捕虜収 容所もあった(イギリス空軍の兵士たちも収容されていた。彼らは絶滅収容所のす ぐ近くで虐殺行為を目撃したと証言した)。アウシュビッツ2、別名ビルケナウは、 一番大きな収容所で、ガス室もここにあった。アウシュビッツ3、別名モノヴィッ ツは、工業製造プラントだった。  実際に、アウシュビッツでは多くの囚人が強制労働につかされた。しかし「不適 格者」−−老人、子供、それに女性の大部分を意味する−−は、ただちにガス室に 送られた。  改訂版の答えの中で、IHRはブーナではなく「合成燃料」がそこで生産された と述べている。これはより正確だ。戦争の終わり頃には、ブーナ収容所では1オン スの合成ゴムも生産されなかった。  このことを認める部分には技術的な間違いがある。なぜなら、疑問40番の中でI HRは、燃料など全然無かったから死体を焼くことは不可能だったと述べているか らだ。ほんの数マイル離れたところに燃料合成プラントがあったとIHRが認める としても、だ。プラントは燃料を生産した。事実、それが理由でプラントは連合軍 の爆撃目標となったのだ。これもまた内的矛盾である。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *三鷹の感想  これも否定者が得意な「ひっかけ問題」の一つのようです。アウシュビッツがユ ダヤ人を絶滅させるための収容所だったというのなら、そこで生産労働に従事した ユダヤ人、殺されずに生き残ったユダヤ人の存在をどう説明するのか、と。  苛酷きわまりない強制労働によって大量の犠牲者を出し、文字通りの「労働によ る絶滅」を実践したアウシュビッツ3(モノヴィッツ)について詳しく論じた本も 最近邦訳されています。(「奴隷以下―ドイツ企業の戦後責任」 ベンジャミン・ B.フェレンツ 凱風社) それによれば、ブーナ収容所だけでも3年間で3万人 以上が死んだそうです。