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#1225/1770 研究室「パンドラの箱」 ★タイトル (QYA33902) 96/10/18 21: 9 ( 46) ニツコー>66Q&A8番              三鷹板吉 ★内容 8.ドイツの強制収容所(German consentration camp)と第2次大戦中に日系、   ドイツ系、イタリア系アメリカ人を拘禁したアメリカの強制収容所(American    relocation camp)とはどのように違うのか? *IHRの主張(オリジナル版と改訂版)  名前が違う以外、唯一の重要な違いは、ドイツ人は、ドイツの戦争努力に対する 現実の保安上の脅威もしくはその容疑を根拠に人々を拘禁したが、それに対して、 アメリカ人は、人種それのみを根拠に人々を拘禁したということだ。 *ニツコーの回答  ホロコーストの問題とは無関係で、しかも真実ではない。「ドイツ人は、ドイツ の戦争努力に対する現実の保安上の脅威もしくはその容疑を根拠に人々を拘禁した」 というのは真実かもしれない−−もし、すべてのユダヤ人が単にユダヤ人であると いう美徳ゆえに、保安上の脅威の容疑者だったということを認めるのならば。  一例として、1942年、ヒムラーからヒトラーに送られた報告は「Bandenverdaech tige」−−反対勢力の容疑者−−を3つのカテゴリーに分けてリストしている。 「拘留された者」は19000人である。「処刑された者」は14000人である。そして 「処刑されたユダヤ人」は33万人である。この文書の写真と翻訳が入手可能である。 ちなみに、この33万人ものユダヤ人は、アインザッツグルッペン(三鷹注:ユダヤ 人虐殺を任務として東部戦線後方で活動した特殊部隊)により、1942年後半のちょ うど4ヶ月間に処刑されたのだ。  ドイツの収容所とアメリカの収容所の間に重要な違いがなかったという主張も、 もちろん嘘だ。アメリカ人は何百万もの人々を餓死させはしなかった。収容者を劣 悪野蛮な条件化で労働させはしなかった。そして、彼らが労働に「不適格」だから といって、ガス室に送りこみはしなかったのだ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *三鷹の感想  第2次大戦中のアメリカで「人種」を理由に収容所に入れられたのは日系人のみ であり、ドイツ系やイタリア系にはそのような処置はとられなかった、と三鷹は認 識しています。なのにIHRは「日系、ドイツ系、イタリア系」と併記しています。 あたかもドイツ系アメリカ人もイタリア系アメリカ人も、日系アメリカ人同様の苦 難を経験させられたかのように。IHRはいかなる根拠でこのように「疑問」を記 述したのでしょうか? まさか、有色人種が強制収容されたというだけではパンフ レットの「読者」にその不当性をアピールできない、やっぱ「白人」が酷い目に遭 ったというんじゃないとダメだよな、と考えたから?  疑問7番への回答中でIHRが例示しているイギリスの収容所の犠牲者が「独立 戦争時のアメリカ人」「ボーア戦争時のアフリカーナー(オランダ系移民)」と、 どちらも「白人」であることをチェックしておきましょう。