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#1228/1770 研究室「パンドラの箱」 ★タイトル (QYA33902) 96/10/21 9: 2 ( 67) ニツコー>66Q&A11番              三鷹板吉 ★内容 11.世界のユダヤ人は「ドイツへの宣戦布告」を行なったのか? *IHRの主張(オリジナル版)  そうだ。世界的報道機関が「ユダヤがドイツに宣戦布告」という大見出しで報じ た。 *IHRの主張(改訂版)  そうだ。世界中の新聞がこのことを報道した。一例として、ロンドン・デイリー ・エクスプレス(1933年3月24日)の第一面の大見出しは「ユダヤがドイツに宣戦 布告」と報じている。 *ニツコーの回答  「世界的報道機関」? 「世界中の新聞」? 経済的ボイコット計画について報 じるイギリスの新聞が一つ引用されているだけである。  この記事の転載は入手可能である。大見出しに続く段落を以下引用しよう。    ドイツのユダヤ人いじめ物語の、奇妙で不幸な続編が明らかにされた。    世界中のイスラエル全体は、ドイツに対し経済的財政的宣戦布告をなすべく、   連合している。    今まで上げられてきた叫びは「ドイツはユダヤ人を迫害する」というものだ   った。もしこの計画が実行されたら、ヒトラー主義者の叫びは「ユダヤ人はド   イツを迫害している」になるのだろう。   (三鷹注:この場合の「イスラエル」というのは、ユダヤ人というよりは、むしろ 「善きキリスト教徒」という意味であり、ナチスに反対するキリスト教徒もこのボ イコットを支援すべきだ、と主張しているのでしょう)  この「ヒトラー主義者の叫び」が40年も後にホロコースト否定者によってオウム 返しにされているという事実に、いまさら誰も驚きはしないだろう。(ヒトラーに 対する否定者のさまざまな見解について知るには、疑問62番を見よ)  要するに、この疑問と回答は、「世界のユダヤ人」が他の方法をとる替わりにド イツに対する「戦争」を開始したかのように見せかけようとする、安っぽいトリッ クである。「戦争」という言葉にはたくさんの意味がある。この場合、「戦争」と いう言葉は、経済的圧力を使う計画を意味しているのだ。  だが、IHRとツンデルは、本当の宣戦布告であったと思いたがっている。「ユ ダヤ」が軍隊何個師団を持っていたというのか? 何輌の戦車を? 何機の飛行機 を? 何発の砲弾を保有していたというのか?  事実は、ドイツが本当の戦争、すなわち第2次世界大戦を開始し、その手始めに ポーランドを飛行機と爆弾と戦車と何百万もの歩兵で侵略したということだ。この ことと経済的ボイコット計画とを比較するのは馬鹿げている。それは「リビジョニ スト」のペテンの典型である。  さらに、内的矛盾がある。疑問54番への答えで、否定者は「ドイツはシオニスト 指導部と誠心誠意の関係を維持していた」と述べている。戦争は、誠心誠意の関係 などではない。否定者は、自分たちの作り話を首尾一貫させるべきだろう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *三鷹の感想  否定者が並べるような屁理屈が通用するなら、たとえば日本とアメリカはずいぶ ん前から激烈な「戦争状態」にあるワケです。繊維戦争あたりから始まって、自動 車戦争、半導体戦争などの見出しが両国の新聞に踊ったのは、百例二百例じゃきか ないでしょう。  だったらば、もし仮に来月あたり、日本の海上自衛隊が隊員のバカンスもかねて ハワイへ2回目の「真珠湾攻撃」を敢行したとしても、今度は「宣戦布告なきだま しうち」てな非難は成立しない、てことになるかもしれませんね(笑)