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28.この大量生産されたガスの、かつての、そして現在の使用目的は? *IHRの主張  発疹チフスを媒介する寄生虫を絶滅させるためである。衣服や区画を燻蒸するた めに使用された。現在でもたやすく使用可能である。 *ニツコーの回答  正しい。だが、このガスは、人間を大規模に虐殺するためにも使用された。SS はHCN(青酸。チクロンBから遊離するガス)のとても便利な「副作用」を発見 した。それは人間をきわめて簡単に殺すのだ。  事実、同じ濃度ではシラミや虫よりも、人間や他の哺乳動物をずっと早く殺すこ とができる。害虫駆除のための濃度である1立方メートルあたり8グラムから10グ ラムでは、人間を非常にすみやかに殺すことができる。その濃度で虫や衣服のシラ ミを駆除するには、32時間もかかるというのに。より低い濃度で使われたとしても、 死は迅速に訪れる。  事実、今日でも合衆国では、HCNは人間をガス室で殺すために使われている。  シアン化物の性質と仕組についての、より技術的な論文も、ニツコーで入手可能 である。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *三鷹の感想  さて、ここらへんが、ホロコースト否定の一部を構成する「ガス室否定」の中核 に対する批判です。  チクロンBの製造元のデゲシュ社から、この薬物がアウシュビッツその他の収容 所に大量に納入されたという証拠が存在し、チクロンBの現物も残されています。 そのことは、さすがの否定者でさえも認めざるを得ません。そこで彼らは、チクロ ンBはすべて「殺虫用」として使用されたのであり、「殺人用」などではなかった、 と強弁しているワケです。  その強弁がどこまで通用するのか、この先のQ&Aにぜひご注目ください。