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#1250/1770 研究室「パンドラの箱」 ★タイトル (QYA33902) 96/11/ 7 6:18 ( 56) ニツコー>66Q&A34番              三鷹板吉 ★内容 34.いかにして、このような大規模な計画が、絶滅を予定された当のユダヤ人に対   して、秘密を保つことが可能だったのか? *IHRの主張(オリジナル版)  秘密を保つのは不可能だった。そのような大量ガス殺など、どこにも存在しなか ったというのが事実だ。絶滅の噂は、まさしくユダヤ人による情報源からもたらさ れたのだ。 *IHRの主張(改訂版)  秘密を保つのは不可能だった。そのような大量ガス殺など、どこにも存在しなか ったというのが事実だ。絶滅の物語は、敵による残虐行為を言い立てる戦争中のプ ロパガンダに由来する。 *ニツコーの回答  絶滅プロセスを秘密にしようと、ナチスはとてつもない努力をついやした。にも かかわらず、結局は洩れ出してしまったのだが。一例として、ハンス・メンチ医師 の証言を見てみよう。彼は、ガス殺と絶滅プロセスの暴露について語っている。   …それを企てるのは完全に無益なことだっただろう。そんな企てをすれば、私   と私の家族はただちに消されたことだろう。ゲシュタポは、非常によく組織さ   れており、また、アウシュビッツでのユダヤ人絶滅をめぐる機密を守らなかっ   たらどうなるかという脅しは、SS隊員によって、きわめてはっきりと述べら   れていたからだ。だから誰もが、一番の親友とさえ語ることを避けていた。な   ぜなら、経験が教えるところによれば、そのことを何らかの方法でしゃべった   人間は、ただちに摘発されたから。ゲシュタポは、アウシュビッツに関するす   べての噂を徹底的に嗅ぎ出していたからだ。  1943年、SS少尉マックス・タウブネルに対して出されたドイツの法廷評決をも 見てみよう。この評決は、ユダヤ人絶滅の努力それ自体が存在したことを言明して いるのだが、それとは別に、被告はそれを写真に撮ったがゆえに罰せられるべきだ とも言明しているのだ。    事件の写真を撮り、それを所持していた件により、その写真を写真店で現像   させ、自分の妻と友人に見せた件により、被告は命令違反の罪に問われる。そ   のような写真は、仮に不適切な人間の手に渡ったならば、帝国の安全にとって   の由々しき危険と見なされる可能性があった。  絶滅収容所の近くに住んでいたポーランド人たちは、大量絶滅が進行しているこ とを知っていた。なぜなら彼らは、何十万人ものユダヤ人が列車で収容所に到着し たのを目撃し、その収容所は到着したユダヤ人の10分の1さえも収容できない規 模のものだったからだ。収容所に運びこまれた食糧の量は、到着したユダヤ人を生 かしておくのに必要な量と比べれば、はるかに少なかったからだ。ポーランド人た ちは、犠牲者の衣服や所持品を満載した列車が収容所を出ていくのを目撃したし、 肉が燃やされる悪臭を嗅いでいた。彼らは何が起きているか知っていた。そして、 それを外の世界に報告したのだ。  最後に、オリジナル版の「まさしくユダヤ人による情報源」というフレーズが、 改訂版では消されていることをチェックしておこう。リビジョニズムが未熟だった 頃は、ユダヤ人に対する偏見を公に吹聴するのを別に気にかけなかった。現在は、 リビジョニズムは世論の主流を目的としており、以前より注意深くふるまわねばな らぬのだ。このことが実によく分かるだろう。