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#1252/1770 研究室「パンドラの箱」 ★タイトル (QYA33902) 96/11/ 8 2:26 ( 36) ニツコー>66Q&A35番              三鷹板吉 ★内容 35.もし処刑される予定だったユダヤ人たちが、自分たちに降りかかろうとしてい   る運命を知っていたなら、なぜ彼らは戦うことも抗議することもなく、死に赴   いたのか? *IHRの主張  ユダヤ人たちが戦いも抗議もしなかった理由は、単純に、自分たちを殺そうとす る意図など存在しないことを知っていたからだ。ユダヤ人は、単に収容され、労働 を強いられただけだ。 *ニツコーの回答  多くは知らなかった。しかし、少数は知り、そして反抗した。もっとも大規模な 反抗はワルシャワ・ゲットーにおいて発生し、ドイツ軍は反乱を鎮圧するために多 大な戦闘を強いられた。ユダヤ人パルチザンを追い出すために、ゲットー全体を破 壊せねばならなかった。アウシュビッツ・ビルケナウでもトレブリンカでもゾビボ ールでも反乱が起きた(ゾビボールの反乱は映画にもなった)。だが、辛いことだ がトレブリンカ以外では成功しなかった。トレブリンカでは、この反乱のせいもあ って収容所が廃止された。  ホロコースト否定者たちはしばしば、ある生存者は絶滅プロセスはきわめて厳重 に秘密にされていたと言っているのに、別の生存者は多くの人々がそれについて知 っていたと言っていると引用し、生存者たちをあざける。もちろん、そこに矛盾な どない。それぞれに異なる時点、異なる場所で、異なる人々が異なる事柄を知って いたということだ。  あるユダヤ人が何かを知っていたなら、自動的に他のユダヤ人も全員それについ て同様に知っている、という主張は、ユダヤ人を世界的陰謀組織とみなす古臭い反 セム主義プロパガンダの拡張版である。  「単に収容され、労働を強いられただけだ」という一行−−改訂版では削除され ている−−は、不気味にもヒトラーからの引用を思い起させる。「私がユダヤ人に 望むのすべては、わずかな重労働に過ぎないということを、ユダヤ人はありがたく 思うに違いない」というヒトラーの言葉を。