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43.なぜ強制収容所は火葬炉を備えていたのか? *IHRの主張  流行性の発疹チフスによる死体を能率的かつ衛生的に処理するため。 *ニツコーの回答  ……そして、大量ガス殺計画のため。疑問45番への答えを見よ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *三鷹の感想  ユダヤ人は宗教的理由により火葬を嫌うそうです。「ホロコースト」という言葉 は、犠牲動物を火にくべて神に捧げる「燔祭」に由来します。単に民族に対する大 量虐殺をなしたばかりではなく、その死体を焼くという神への冒涜行為さえ行った、 という非難を込めたものである、とのこと。  火葬を嫌うのは欧米のキリスト教徒も同様で、特に土地の余っているアメリカで は、現在でも「土葬」が基本です。故にロメロの「ゾンビ」のような映画が成立す るのですが、これは余談。  火葬を特殊な葬法とし知識に乏しい欧米人とは別に、仏教の伝統に基づく火葬が 普通の日本人から見れば、「6時間から8時間」必要だというラゲイスの主張が馬 鹿げていることは明白でしょう。三鷹がつい最近近親者の火葬で経験したところに よれば、火葬場到着から骨を拾うまで1時間もかかりませんでした。もちろん骨が 拾えるほどに冷えるまでの「冷却時間」も含まれています。実際の焼却時間は15分 から20分ほどではなかったでしょうか。また、日本流に「お骨拾い」をするため、 骨の形がきれいに残るように焼くには、比較的低温で時間をかけて焼き上げねばな らない、という話も聞いたことがあります。単に骨灰にするだけなら、ずっと短い 時間で可能だ、と。  ナチスの死体焼却炉を現代日本の火葬炉と単純に比較する愚は避けたいものです が、「常識」を判断の助けとする場合の参考になるとも思います。