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#1275/1770 研究室「パンドラの箱」 ★タイトル (QYA33902) 96/11/19 17:21 ( 55) ニツコー>66Q&A45番              三鷹板吉 ★内容 45.火葬炉はぶっ通しで100%稼働可能なのか? *IHRの主張  可能ではない。50%が通常の見積もりだ(一日12時間)。火葬炉を酷使する際に は、定期的にすみからすみまで清掃しなければならない。 *ニツコーの回答  この回答は包括的なもので、Q&A42番、43番、44番をカバーしている。  最初に、それがどのくらいの規模のものだったか知るために、クレマ2の焼却炉 の写真を見てみよう。それらは巨大だった。ツンデルサイトがこれらの大量火葬用 建造物を「ニワトリ小屋」と描写しているということを留意しておこう。  アウシュビッツには5つのクレマ(三鷹注:クレマトリウム。ガス室と焼却炉の 複合施設)が存在した。クレマ2とクレマ3は、それぞれ五つの巨大な焼却炉を備 えていた。それぞれの焼却炉は「三連焼却室」を備えており、同時に三体の死体を 焼くことが可能だった。それらの焼却炉は、特に、多くの死体を連続して焼く場合 に効果的にすみやかに焼却可能なように設計されていた。  焼却炉は三個の焼却室を備えるよう設計されていたが、ほとんど常に各焼却室に 二体か三体の死体を入れることができた。多くの子供たちがいたこと、また犠牲者 のうち少なからぬ者は、何ヵ月もアウシュビッツに入れられ、極度の栄養不良状態 に陥った収容者たちだったことを思い出してほしい。ナチスは70キロから100キロ の動物の死体を一個の「ユニット」として一個の焼却室で焼却可能だとしていた。 それが体格のいい人間一人だろうが、小柄な三人だろうが、技術的に言えば無関係 だった。アウシュビッツ所長ルドルフ・ヘスは、ゾンターコマンド(三鷹注:死体 処理に従事させられたユダヤ人の囚人部隊)は、それぞれの焼却室に二体か三体を 入れるのが常だった、と証言している。(グットマン他の前掲書 pp.236,166,180n 55を見よ)  疑問42番でIHRが主張しているのとは反対に、焼却炉はどれも死体群を30分か ら、最大でも45分で焼却した。このことは目撃証人により確証されているのみなら ず、さまざまな焼却作業に関するナチスの多数のメモによっても確証されている。  以下はクレマトリウム2一つだけの計算である。  5焼却炉それぞれに3焼却室、それぞれの焼却室は2もしくは3の死体を同時に 入れられる(2として計算する)、それを半時間で焼却する。結果として、24時間 で1440体の死体を灰にできる。5×3×3÷1/2×24=1440  1943年6月28日付けのベルリンのSS大将カムレルに宛てられたメモが押収され ているが、そのメモはアウシュビッツ・ビルケナウにおいて1日に処理可能な死体 数を引用している。4756体だ。これは明らかに以上の計算による一日24時間作業に 基づいている。クレマ2の処理能力を1440体として引用していることから、そうと 分かる。記録文書の写真か、プルサックの「アウシュビッツ:ガス室の技術と運用」 1989年 p.247を見よ。これが実際にはけして達成されなかった理論上の最大値を意 味し、焼却壕での追加火葬の助けが必要だったか、あるいは、実際に達成された数 字であり、おそらく絶滅作戦の最悪の時期を通じて実行されたものなのか、歴史学 者と専門技術者の間に論争が行なわれている。それはともかくとして、一日184体 というラゲイスの主張(ロバート・レンスキー「裁判でのホロコースト」 1990年 p.252)は、正確さにおける基本的レベルさえ満たしていない。