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47.もしも、600万人もの人間がナチスによって焼却されたなら、灰はどうなった   のか? *IHRの主張  この問題は「説明」されるべきものとして残されている。600万もの死体ともな れば文字通り何トンもの灰を生じる。なのに、そのような灰が大量に残っていたと いう証拠は存在しない。 *ニツコーの回答  やや不誠実である。600万もの死体が焼却されたと主張している人間はいない。 東部戦線後方では、人々は単に射殺されて大量埋葬壕に埋められた。  ともあれ、何百万もの死体が焼却された(一度大量埋葬壕に埋められ、後に掘り 出されたものも含む)。灰を始末するのはきわめて簡単だった。灰は野原や川に投 げ捨てられた。灰に毒性はない。どこにでも投げ捨てられるのだ。事実、灰はよい 肥料となる。アウシュビッツの周囲の農民が人間の灰を畑に撒いたということが、 詳しく記録されている。  大きなトラック1台に靴箱がいくつ入るか計算してみよう。何万個も入るだろう。 そのトラックの積荷を次から次へと川や野原に捨てるのに、何の面倒があろう?  アウシュビッツは川に隣接して建っているし、近くには大きな沼沢地もあった。事 実、戦時中撮影された航空写真には、絶滅収容所施設のすぐ外の沼沢地に捨てられ た、大量の人間の灰とおぼしきものが写っている。  比較のために、スターリンや毛沢東が何千万もの人間をさまざまな方法で殺した ことを否定する人間はいないということを考えてほしい。どこに死体の堆積がある のか、と尋ねる「リビジョニスト」はいない。「リビジョニスト」の焦点はナチス のホロコーストにのみ絞られている。これはなぜだろう? −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *三鷹の感想  最後の一項は、IHRなどホロコースト否定者が自分たちのことを「リビジョニ スト(歴史見直し論者)」などともっともらしく称しているにもかかわらず、その 「見直し」は膨大な歴史的事実の中でただ一個、ナチスによるホロコーストしか対 象としていないのではないか、という皮肉です。実際には、そういう非難に対応す る意味もあってか、IHRはホロコースト以外の歴史的事実に対する「見直し」も 多少は行なっています。  ともあれ、IHRの最重要目標がホロコースト否定であり、それによる「ナチス の免罪」であることは誰の目にも明らかでしょう。その彼らが、アカデミズムのマ ットウな歴史学者諸氏(すなわちIHRを相手にだにしない大多数の歴史学者)に 対して「シオニズムにコントロールされている」云々と根拠レスな誹謗中傷をなす ・・・あきれるとしか言いようがありませんが、彼らがなさんとしているのが歴史 学研究とはほど遠い政治的プロパガンダだと考えれば、その厚顔無知ぶりも分から ぬでもありません。  そのような事情を知りもせず、単に乗せられて騒いでいる同調者については、そ うですねえ、「不自由なヒト」としか表現できませんね。いろんな意味で(笑)