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#1279/1770 研究室「パンドラの箱」 ★タイトル (QYA33902) 96/11/20 21:37 ( 77) ニツコー>66Q&A48番              三鷹板吉 ★内容 48.連合軍による戦争中のアウシュビッツの写真(ガス室と火葬施設がフル稼働し   ていたとされている期間の)に、ガス室は写し出されているのか? *IHRの主張  いない。事実、これらの写真には、収容所を常に覆っていただろう莫大な量の煙 の痕跡さえ写し出されていない。また、死体が焼却されたと強弁されているところ の、戸外の穴があった証拠もない。 *ニツコーの回答  最初に、アウシュビッツ上空の偵察飛行はごくわずか、きわめてまれにしか行な われなかったということを理解してほしい。1943年末から1944年のはじめにかけて、 連合軍は油脂生産施設への爆撃を開始した。それにはアウシュビッツ3の中小規模 の石油化学プラントも含まれる。アウシュビッツ3すなわちモノヴィッツは、アウ シュビッツ2すなわちビルケナウにあったガス室から、4キロメートルほど離れた 衛星収容所だった。  連合軍の爆撃機と掩護の戦闘機は、1944年4月に至るまで、モノヴィッツに到達 するほど十分な行動半径を有しなかった(ギルバートの「アウシュビッツと連合軍」 1981年 p.191を見よ)。4月4日に撮影されたこのエリアの偵察写真は、偶然にビ ルケナウを含んでいた。20枚の写真が撮影された。うち3枚にアウシュビッツ・ビ ルケナウが写っている。この日時以後、火葬施設が破壊されるまでの間に、あと4 回の飛行しか行なわれていない。1944年5月31日、6月26日、8月25日、9月13日 だ。全体でも、ビルケナウの写真はきわめてわずかしか撮影されていないし、その 一部は使えるほど十分に詳細なものではない。  写真が進行中のガス殺作戦をたまたま捕らえたか否かは、偶然に左右された。8 月25日に撮影された一枚の写真には、列車からクレマ2とクレマ3の方へ歩く百人 ほどの行列が写っている。彼らを入れるため、クレマ2のゲートが開いている。否 定者は、彼らが「死体置場」への観光旅行の途中だったと主張するのだろうか?  同じ写真にガス室も写っている。その屋根にチクロンBを投入するための穴があ るのもハッキリ分かる。否定者はこれをどう説明するのだろうか? 死体置場はチ クロンBでは消毒できないことを思い出してほしい。この毒物はバクテリアには効 かないからだ。(ギルバート前掲書 pp.192-193の写真28を見よ)  投入孔はクレマ2とクレマ3のガス室にもついているのが見えるが、脱衣室には ついていない。否定者は、ガス室も脱衣室も両方とも死体置場だったと主張してい るのだが、穴の有無の違いをどう説明するのだろうか? なぜ片方には穴があり、 もう片方には無いのか? 穴のある方の部屋が、そこがガス室だったと1940年代か ら指摘されている部屋であるのは偶然の一致なのか? これらの写真が1970年代ま で機密指定されていたことを思い出してほしい。  他の写真には、クレマ3の背後に掘られた穴が写っている。何年も以前に、目撃 証人が穴での焼却がなされたと証言した、まさにその場所だ。これらの写真は1970 年代まで機密指定されていた。それが証言と一致するという事実は、証言に対する 強力な補強である。IHRの答えの最後の一文は、なんにせよ、あからさまな嘘で ある。  ところで、ホロコースト否定者は、このことを認めている。ゆえに、これはもう 一つの内部矛盾だとも認定できるだろう。「リビジョニスト」カルロ・マットーニ ョはプルサックへの返答で以下のように書いている。    航空偵察写真は、クレマトリウム5の中庭にある3.5メートルかける15メー   トルの3つの穴の一つで火葬が行なわれたことを示している。  繰り返すが、否定者は自分たちの作り話を首尾一貫させることに失敗している。  さて、写真に火葬施設から吐き出される煙が写っていないというのは真実だろう。 現時点で、我々はこの問題についてさらに調査中である。だが、もしも真実だとし ても、それは、飛行が行なわれた日に死体は焼かれていなかったということを意味 するだけだ。アウシュビッツ・ビルケナウの航空写真は、1944年全体を通して5日 分しかない。そのうち何枚かには火葬施設が写っていないから何の証明にもならな い。  そして、この写真が示す事実は、ホロコースト否定者の立場への多大なダメージ となっている。もちろん、だから否定者はその事実に関して嘘をついているのだ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *三鷹の感想  ガス室の屋根の投入孔が確認できる航空写真があるというのは、実は三鷹も初耳 です。航空写真については、以前に西岡さんから何度か「講義」を受けました。そ の際に「煙の不在」はさんざん聞かされましたが、「穴の存在」については話題に も上がりませんでしたっけ。