| [次] | [前] | [もくじ] | 本 棚 | トップ |

#1287/1770 研究室「パンドラの箱」 ★タイトル (QYA33902) 96/12/ 3 21: 9 ( 84) ニツコー>66Q&A52番53番            三鷹板吉 ★内容 52.強弁されるところの600万人のユダヤ人が絶滅させられていた期間、バチカン の役割はいかなるものだったか? *IHRの主張  もしも絶滅計画が存在したなら、バチカンがそれを知る立場にあったのはほとん ど確実である。だが存在しなかったから、バチカンがそれに反対する声を挙げる理 由は無かった。 *ニツコーの回答  嘘だ。ナチスはカソリック教会を敵視し、ポーランドや他の地域で多数の聖職者 を処刑した。教会は無力であり、ナチスに影響力をおよぼすことは無かった。帝国 宣伝相ヨゼフ・ゲッペルスは、1942年3月26日付けの日記に以下のように記述して いる(ロシュナーの「ゲッペルス日記」 1948年 p.146を見よ)。    カソリック教会が、可能なあらゆる方法で破壊的活動を続け、空襲の恐れが   ある地域から疎開させられたプロテスタントの子供たちにプロパガンダを広め   さえしているのは、下劣なことだ。ユダヤ人に次いで、これら政治的聖職者ど   もこそが、我々がいまだ帝国内にかくまっている最悪のクズといったところだ。   戦争が終われば、この問題をすべて一気に解決する時が来るだろう。  あるいは、以下の記述を見よ。    1941年8月13日付け、ローマカソリック教会リムブルク司教より、帝国法務   相宛の手紙。   …週に何度か、これら数多くの犠牲者を乗せてハダマール(三鷹注:ドイツ西   部・ヘッセン州リムブルク近郊の州立ハダマール精神病院)にバスが到着しま   す。近所の学童たちはこれらの自動車のことを知っていて「殺人車が来たよ」   と言います。このような自動車の到着後、ハダマールの市民は煙突から煙がた   ちのぼるのを見ます。風向きによって、むかつくような匂いを嗅がされる時、   可哀そうな犠牲者に対する日頃からの同情の思いが、特につのらされます。当   地で実行されている行動指針の結果、子供たちは喧嘩の際に相手に向かって   「おまえのようなアホウは、ハダマールの焼却炉に放り込まれるぞ」などと悪   口を言っています。結婚を望まない人々や、その機会に恵まれない人々は「結   婚だって? 絶対に嫌だ。煙突行きにするために子供を生むなんて」と言いま   す。老人たちは「どんなことがあっても州立病院になんて行かないよ! 精薄   者の次には、老人がゴクツブシとされる順番なんだろう」と言っています。  最後の文章は、ナチスのいわゆる「ユーサネイジア(euthanasia)」すなわち 「安楽死」計画による、何万人もの精神障害者と知恵遅れの人々のシステマチック な抹殺を示している。(三鷹注:T4作戦のこと)