NHK批判

(2000/02/08)

 桃李庵ご主人が掲示板で書かれているので、関連して、ちょとアレコレ。

 これはもう偏執狂的とも言えるしつこさで、NHK批判を展開しているのは、月刊誌「正論」で「NHKウォッチング」なる連載を3年も続けている中村粲であろう。また、立場は正反対ながら、あの本多勝一にも「NHK受信料拒否の論理」という著書がある。NHKは、右からも左からも叩かれている。

 本多勝一は、NHKの放送終了時に流れる日の丸君が代を指弾し、政治的偏向である、とかみついていた。単に国際的(要するにアメリカのこと)慣例に倣ったものであり、それ以上でも以下でも無かっただろう、と三鷹は思うが、国民大多数が支持して来た日の丸君が代をNHKが毎朝毎晩掲げ続けて来たという事実に対して、本多とは逆の「保守反動」としては、好意的に認めるべきだろうと思う。

 他方、中村粲の偏執狂的文章をガマンして読み続けると納得がいくのだが、NHKの報道姿勢は確実に左傾している。しかしその左傾ぶりは分かりにくい。マスコミ全体の左傾ぶりと軌を一にしているからだろう。

 端的な例を挙げれば、北朝鮮の呼称である。NHKは必ず「北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国」とアナウンスする。単なる「通称&正式名称」の列挙にすぎないように見せているが、そうじゃない。その証拠に他に例が無い。「イギリス、グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」とアナウンスすることはないし、「台湾、中華民国」とは絶対に言わんでしょ? また、衛星放送でやってる海外のテレビ局のニュースを観れば分かるが、こんな呼び方をしている局は日本以外には無い。「朝鮮民主主義人民共和国」と呼称しないと、北朝鮮の日本国内の下部組織である朝鮮総聯が抗議し、受信料不払い運動に直結するので、それを恐れてわざわざそう呼称している、と聞いたことがある。マスコミ一般と同様に、いや、それ以上に、NHKは「ノイジーマイノリティー」には、とことん弱腰なのだ。

 左翼マスコミの代表選手をもって任ずる朝日新聞が「北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国」という呼称をもっぱらとして、かの「国」が「民主主義」で「人民」による「共和国」であるかのごとく演出せんとしてきたのは、理解できる(笑)としても、NHKもそれに同調しているというのは、受信料を律儀に払っている国民大多数としては、意外な事実であるかもしれない。北朝鮮の他、韓国、中国、台湾などについての報道に偏向が目立つのは、これはまあ、予想通りだろう。例えば「チベットは中国に侵略され、その専制の下にある」というのは「中国以外の世界の常識」であるが、NHKしか観ていない人間には想像すら及ばぬところだろう。

 さてと、以下は余談だが……

 三鷹の個人的「NHK批判」としては、最近やたら目立つ番組内での「ハイビジョン映像」表示は、ちょとどうかと思う。アレは要するにこういうことなんだろ? 「NHKは将来的に全ての番組のハイビジョン化を予定しているが、従来の家庭用テレビではハイビジョン画像は受信できない。試験的に『従来のテレビでも受信できるハイビジョン画像』を送信してあげるから、その高画質に感動して、『次』は何としてもハイビジョンテレビに買い換えなさいね」と。余計なお世話である。そもそも三鷹は、テレビにさほどのクオリティーは期待していない。画質も番組の内容(笑)も。「ハイビジョン」についても、「従来のテレビで受信できるレベル」で何の不満もない。そのまま続行してくれればいい。ハイビジョンテレビなど、今後も買うつもりは毛頭無いから。

 も一つ余談。クボジュンにはさっさと民放に移籍してもらいたい。朝のニュースで観るたび、違和感を感じる。キャラクターが違うとしか言いようがない。何でいつまでもNHKにしがみついているんだろ。移籍したほうが彼女的にもメリット大きいし、受け入れ先は幾らでもあるだろうに。NHK地方局の若い女子アナで、彼女を「目標」とする手合いも少なからずいるように思う。これ以上の混乱状況を招かないためにも、クボジュンには速やかに移籍してもらい、この際「NHKと民放の女子アナの棲み分け」を徹底して欲しい。

 それに関連して逆説的に言うのだが、武内陶子アナは良い。三鷹はファンである。いかにもNHKちうイメージで安心する。万一民放に移籍することがあったとしても、写真集など絶対出さないだろう、という安心感でもある。さて、それはそれとして、万一の万一、陶子アナの写真集が出たならば、三鷹は絶対買うぞ。ファンとして(笑)

 まあ、何にせよ、NHKも民放もひっくるめて、テレビなんてのは要するに「無教養な貧乏人の暇潰し」である。テレビを観て腹が立った時、「そっか、無教養な貧乏人なんだ、俺って」て口に出して言うと、不思議と怒りが消えるものだ。一度試してみるとよろしい。

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