漫画アクション(嘆息)
(2000/08/03)
「おさなづま」をきっかけに、1年ほど前から「漫画アクション」を毎週読むようになった。それ以前に定期購読していたのが、まだ「じゃりん子チエ」が続いていた頃だから、何年ぶりだろう? 久々に読んだアクションは、お目当ての「おさなづま」以上に読み応えのある連載やシリーズを揃えていた。青年まんが誌に長い伝統を持つ双葉社の底力を感じつつ、純粋に「読者」として楽しんでいた。毎週火曜日が楽しみだった。
ところが、1ヶ月ほど前からなんか様子が変だ。江口寿史「キャラ者」と相原コージ「漫歌」が突然に終了するという。どちらの作者も、まあ、癖のあるひとだから、そういうこともあるのか、ぐらいに思ってた。それが、単なる連載終了ではなかった。「キャラ者」は「ぴあ」に、「漫歌」は「ビッグコミックスペリオール」に連載を移すという。まんが雑誌においては、きわめて異例なことである。
関係者に訊いたところ、会社の戦略切り替えが原因だそうだ。正攻法の青年まんがをやっても売れないから、安直に部数を稼げるエロまんが路線に切り替えよう、ということらしい。編集部員もほぼ全員が別のセクションに異動させられる、と。
なんて馬鹿なんだろう。漫画アクションをエロまんが誌に路線変更して、どれだけの部数を期待しているのか知らないが、メジャー誌には到底なり得ない。マイナーリーグたるエロまんが誌界も、編集者とまんが家が想像しうるあらゆるエロを網羅し尽くした結果、飽和状態にある。そこに新たな雑誌が一つ加わって、どうなるというのだろうか?
今週号(8月1日発売)で、路線変更は読者にも明示された。口絵のPRページで恥ずかしげもなくエロまんが誌化を謳いあげ、パイロット版としてだろう、エロまんがのよみきりが3本掲載されている。3本とも、あきれるほどひどい出来だ。伝統の漫画アクションが、こんな作品ばかりの雑誌になってしまうのかと思うと、索漠たる気持ちになる。
ホント、なんて馬鹿なんだろう。
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