「ダディ」

(98/04/23)

 「あの夫婦が離婚したからって、みんな、今さら何か興味あるのか?」と思ったんですが、興味あったんですね、世間様は。あっと言う間にベストセラーだ。

 三鷹は、二人のアレコレよか、版元の幻冬舎の見城徹さんの楽屋噺を聞いてみたい。だって、ハードカバーを一冊出すのに、企画からなら普通で半年以上、殴り書き超特急入稿でも1ヶ月近くはかかるはず。それだけの期間、完璧に情報統制ができたってところに、まず驚かされます。

 まあ、当事者としては実に賢い方法と言えましょう。離婚の記者会見にマスコミが殺到したとしても、取材謝礼なんざたかが知れてます。記事を載せた週刊誌に世間様が群がれば、そっちの稼ぎの方が何百倍でかい。そうした週刊誌に支払われるだろうオアシの何割かを、自分自身の著書に振り分けていただく。売れれば売れるだけ印税が入ります。マスコミはほっといても騒いでくれるでしょうから、宣伝費も一切かからない。

 それはともかく、いくら別れたとは言え、自分の女房を超人ハルク呼ばわりするってのは、男の風上にもおけません。美学なんてことをわざわざ言うまでもなく、男の基本が欠如している。そんな男の話を聞かされたくありませんし、本を買って儲けさせてやるのは、もっと嫌です。

※追記(98/04/30)

 4月23日付の朝日新聞朝刊に、出版の裏事情を明かした記事が掲載されていました。朝日の広告部も仕掛けに一枚カンでたんですね。わざわざ複数の写植屋さんを使って、「郷ひろみ」という文字と「離婚」という文字を一緒に打たせないようにしていた、とか、印刷所で出たミスプリントを発売日まで捨てずにしまいこんでいた、なんて話が出ています。

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