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手慰み 2006

30cm角の合板に、金網・ゴム網・布切れなどを埋め込むように漆喰を塗り、支持体となるパネルを作った。そこに感光乳剤(フジ・アートエマルジョン)を塗布し、さまざまなポーズをとる手を写したモノクロのネガフィルムを露光、現像した。
展示では、8枚のパネルを天井から4枚連で2列吊り、その下にPCモニタを置き、同じ手のポーズ写真を素材とした映像をループで再生した。

左は36枚の原画。
ポーズは主に仏像の印相を拝借した。
ネガを現像した後、友人の澤田誠二とともに、彼の暗室で、感光乳剤の塗布作業から、プリント作業まで、すべて共同で行った。

付帯する映像は、通常の4:3や16:9にせず、黄金比の近似値89:55(フィボナッチ数列に現れる)の横縦比の画面を用いた。その左の正方形の領域(55:55)に手の映像。残る右側の領域(34:55)に文章を流す。左側は、原画の手の静止画を次々と表示し、右側は、辞書から「手」の項をすべて(語義・用例・慣用句)引用し、間欠的にスクロールさせた。

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